犬が餌を食べないのには色々な原因が考えられますが、下痢や嘔吐を伴う場合、病気である可能性があります。
【参考:犬が餌を食べないのはなぜ?考えられる理由と適切な対処法】
犬は人間より7倍も早く時間が経つと言われており、病気になると症状が一気に悪化することもあります。ワンちゃんは自分では病院に行くことができません。飼い主さんが少しでも早くその異変に気付いてあげることが大切です。
そこで今回は、「犬が餌を食べない時に考えられる病気」についてまとめてみました。餌を食べないのは、ワンちゃんからのSOSのサインかもしれません。少しでも「おかしいな」と感じたら、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。
photo by Jessica Keating Photograph
ストレス
犬はストレスを感じると食欲不振になることがあります。
・ゲージの中に長時間入っていた
・散歩に何日も行っていない
・一人でお留守番する時間が長い
・部屋が暑い、もしくは寒い
・住環境の変化
これらはワンちゃんにとって、特にストレスが溜まる要因になります。ワンちゃんも人間と同じで、過度のストレスが食欲不振を招くことがあります。ワンちゃんに快適な環境を心がけ、1日最低1回は散歩に連れて行くようにしましょう。
口内の異常
ワンちゃんの口内に異常がある場合、餌を食べることが困難になることがあります。ワンちゃんが餌を食べない時は、まず口の中をチェックし、「傷はないか?」「歯に異常はないか?」を確認するようにしましょう。
口臭が強く、よだれの量が明らかに多い場合は歯周病の可能性があります。また、ワンちゃんが風邪をひいている場合は、咽頭炎で喉に炎症が広がっている可能性があります。
老化
犬は年をとってくるとだんだん消化機能が低下してきます。運動する量も自然と減ってくるので、基礎代謝量が減少し、食が細くなっていく傾向があります。
シニア犬にはシニア犬に適した、消化しやすく高タンパクで低カロリーのドッグフードを与えるようにしましょう。シニア犬が餌を食べないのを全て老化のせいにしてしまうと、病気を見逃してしまう恐れがあります。普段からワンちゃんの体調や便に気にかけ、SOSのサインを見逃さないようにしましょう。
胃拡張・胃捻転
大型犬に見られやすい病気です。食べ過ぎなどによって胃が拡張し、お腹がパンパンになった状態で激しい運動などをすると、お腹の中で胃が捻れてしまうことがあります。
泌尿器系の異常
「おしっこの色がおかしい」「膿が出る」「水をガブガブ飲む」このような場合、泌尿器系に異常がある可能性があります。細菌への感染や、結石が原因の場合がほとんどです。
感染症
気管支炎や肺炎など、ウイルスに感染して炎症を起こしていることが原因で、犬が食欲不振になることがあります。胃炎や腸炎など、消化器系に異常が出ている可能性もあります。
フィラリア症
犬の代表的な病気の一つ。犬の心臓にフィラリアと呼ばれる寄生虫が寄生する病気です。心不全を引き起こして死に至ることもあります。食欲不振の他、お腹に水が溜まってパンパンになったり、咳に苦しみ呼吸が荒くなるという特徴があります。
腎不全・腸閉塞
ワンちゃんが食欲をなくす原因には、腎臓に異常をきたし有害物質を体の外に排出できなくなる急性腎不全や、尿を作る機能がだんだん低下してくる慢性腎不全、異物などが原因で腸がつまってしまう腸閉塞などの病気の可能性があります。
元気がなくなる、嘔吐・下痢の症状が見られるという特徴があります。
がん
体の色々な部分で発症する可能性がある悪性の腫瘍です。犬は「がん」になると、人間と同じように食欲がなくなりだんだん痩せ細っていきます。紫外線や放射線、化学物質などは「がん」を引き起こす原因となることがあるので注意するようにしましょう。
まとめ
以上今回は、「犬が餌を食べない時に考えられる病気」について紹介しました。
・ストレス
・口内の異常
・老化
・胃拡張・胃捻転
・泌尿器系の異常
・感染症
・フィラリア症
・腎不全・腸閉塞
・がん
ワンちゃんが餌を食べない原因は、今回紹介した病気だけでなく他の病気である可能性もあります。普段からワンちゃんの状態をチェックして、異変があった時にはすぐに気付いてあげれるようにしたいですね。
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