愛犬にニシンを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
ニシンは私たちの食卓にも上がることがある魚ですよね。なので、犬にも与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。また、愛犬がニシンを食べてしまって、犬が食べていいのかどうか気になっている人もいると思います。
そこで、この記事では「犬にニシンを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
ニシンの効果効能
ニシンにはほかの青魚と同じように、DHAやEPAが多く含まれています。そのため、血液をサラサラにしたり、脳の機能を向上させたりする効果があります。
また、カルシウムも豊富に含まれているため、丈夫な骨や歯を保つのにも役立ちます。
ニシンの栄養成分
ニシンに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 66.1g |
たんぱく質 | 17.4g |
脂質 | 15.1g |
ビタミンB6 | 0.42㎎ |
ビタミンB12 | 17.4μg |
カルシウム | 27㎎ |
リン | 240㎎ |
鉄 | 1㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。 脂質は3大栄養素のひとつです。細胞膜の成分やホルモンの原料などになっています。不足すると正常に成長できなくなったり、皮ふ炎の原因になったりします。また、油にとけるタイプのビタミンの吸収にも役立ちます。 ただ、とりすぎると肥満や生活習慣病などの原因になってしまうので注意が必要です。 ビタミンB6はたんぱく質をエネルギーに変換したり、筋肉や血液などを作ったりするときに働いています。なので、たんぱく質を多くとるほどたくさんのビタミンB6が必要になり、皮ふや粘膜の健康維持にも役立っています。 ビタミンB12は葉酸と協力して赤血球の中に含まれているヘモグロビンを作るのに役立っています。また、脳からの指令を体全体に伝える神経を正常に保つ効果もあります。 カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。 鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。 EPAは血液を正常に保ちます。具体的には血栓をできにくくしたり、高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを予防したりします。 また、DHAには血液を正常に保つほか、脳や神経組織を育てたり、機能を正常に保ったりする働きもあります。 ニシンには脂質も多く含まれています。そのため、ニシンを与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまいます。 生のニシンにはチアミナーゼというビタミンB1分解酵素が含まれています。そして、この酵素を摂取するとビタミンB1が破壊されてしまうのです。 これにより、生のニシンを長期間摂取し続けるとビタミンB1欠乏症が起こってしまう可能性があります。 ただ、チアミナーゼは加熱すると効果がなくなります。そのため、ニシンを与えるときには加熱してから与えるようにしましょう。 また、どうしても生で与えたい場合にはレバーなどビタミンB1を多く含まれている食品を一緒に摂取するべきです。ただ、この場合でも長期間にわたる生ニシンの摂取は良くありません。 犬は与えられたものをよく噛まずに丸呑みしてしまう傾向があります。そのため、骨がついたままのニシンをそのまま与えてしまうと丸呑みをし、のどや内臓などに骨が刺さってしまうかもしれません。 ただ、犬の胃酸は強力で骨もすぐに溶かしてしまうので、誤って骨つきのニシンを与えてしまっても、そこまで心配いらないかもしれません。 ニシンは味付けをせずにゆでたり蒸したりして与えるのがおすすめです。➀たんぱく質
➁脂質
➂ビタミンB6
➃ビタミンB12
➄カルシウム
➅鉄
➆DAH・EPA
ニシンの注意点
与えすぎに注意!
生のニシンに注意!
骨に注意!
ニシンの与え方
そして、ニシンを与える量は1日の食事量の20%くらいが目安です。
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