愛犬にオリーブオイルを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
オリーブオイルがドッグフードに含まれていることはまれですが、オリーブオイルは身近な調味料ですよね。なので、犬にオリーブオイルを与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では「犬にオリーブオイルを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。
そもそもオリーブオイルって何?
オリーブオイルはオリーブの果実をしぼってできたオイルです。
酸化されにくいという特徴があります。
オリーブオイルの効果効能
オリーブオイルの効果としてまず考えられるのは、便秘の解消です。オリーブオイルを食べると犬の腸の中でたまっているうんちに油分が含まれるようになり、するっとうんちを排出できるようになるのです。
また、皮ふの調子を整える効果や脳を若々しく保つ効果などもあります。
オリーブオイルの栄養成分
オリーブオイルに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
脂質 | 100g |
ビタミンE | 7.4㎎ |
βカロテン | 180μg |
飽和脂肪酸 | 13.29g |
一価不飽和脂肪酸 | 74.04g |
多価不飽和脂肪酸 | 7.24g |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] 脂質は3大栄養素のひとつです。細胞膜の成分やホルモンの原料などになっています。不足すると正常に成長できなくなったり、皮ふ炎の原因になったりします。 また、油にとけるタイプのビタミンの吸収にも役立ちます。ただ、とりすぎると肥満や生活習慣病などの原因になってしまうので注意が必要です。 ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用により、さまざまな病気が予防されます。 飽和脂肪酸は乳製品や肉類などの動物性脂肪などに多く含まれています。そして、重要なエネルギー源になります。そして、摂取する飽和脂肪酸の量が多すぎても少なすぎても生活習慣病の原因になってしまいます。 一価不飽和脂肪酸は動物性脂肪やオリーブオイルなどに多く含まれています。体内で合成することもできます。とりすぎると心疾患や肥満などの原因になってしまうと言われています。 多価不飽和脂肪酸は主に植物油や魚に多く含まれています。そして、酸化しやすいという特徴を持っています。 オレイン酸には血液中に含まれるコレステロールの量を適切に保つ働きがあります。善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らす効果があるのです。また、オレイン酸は酸化されにくいため、がんや生活習慣病などを予防する効果もあります。 ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦味や色素のもとです。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っており、犬の体を健康に保つのに役立ってくれます。 カロテノイドは植物や動物の黄色、オレンジ色、赤色の原因になっている天然色素です。体内でビタミンAに変換されるほか、がんや心臓病などを予防するとも言われています。そして、強い抗酸化作用も持っています。 オレオカンタールにはアルツハイマー病のリスクを低下させる働きがあります。 オリーブオイルは健康によいですが、油であることに変わりはありません。与えすぎてしまうと肥満の原因になってしまいます。 また、脂質は消化しにくい栄養素なので、与えすぎると下痢の原因になってしまいます。 犬にオリーブオイルを与えるなら与えているドッグフードにかけてもいいですし、手作りフードを作るときにオリーブオイルを使用するのでもいい➀脂質
➁ビタミンE
➂飽和脂肪酸
➃一価不飽和脂肪酸
➄多価不飽和脂肪酸
➅オレイン酸
➆ポリフェノール
➇カロテノイド
➈オレオカンタール
オリーブオイルの注意点
与えすぎに注意!
オリーブオイルの与え方
ちなみに、オリーブオイルなどの油脂類はカロリー比で全体の10%~15%になるといいと言われています。手作りフード派の人は参考にしてみてください。そして、オリーブオイルを与える量の目安は1.5㎏の犬なら10kcalほどです。これは小さじなら1/4程度になります。
また、オリーブオイルは食べさせる以外の使い方もできます。
犬のシャンプー後にオリーブオイルを数滴たらしたお湯を毛に塗ってあげると、ドライヤーをした後によい手触りの毛になります。
そして、オリーブオイルは肉球や鼻などの乾燥対策にも用いることができます。冬など乾燥している時期には犬の肉球や鼻なども乾燥してしまいますが、オリーブオイルを塗ってあげることで乾燥を防ぐことができるのです。
ちなみに、塗る量の目安は触ったときに肉球や鼻がするっとしているくらいです。もし塗りすぎてしまった場合はティッシュなどでオリーブオイルをぬぐってあげるといいでしょう。
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