犬に「かまぼこ」を与えるときの全知識|食べても大丈夫なの?

ドッグフードの原材料と成分

愛犬にかまぼこを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えは条件付きのイエスです。
 
かまぼこがドッグフードに含まれていることはまれですが、かまぼこは身近な食材です。食べたことがあるという人も多いと思います。

なので、犬にもかまぼこを与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にかまぼこを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

ちくわとかまぼこ

みなさんはちくわとかまぼこの違いをご存知でしょうか。知らない人も多いと思うので、この項ではちくわとかまぼこの違いについて解説していきたいと思います。

ちくわとかまぼこの発祥は同じですが、今は製法の違いで分けられてます。

まず、ちくわは白身魚の血や脂肪分を取り除いて水にさらし、それを裏ごししてすりつぶし、味付けをし、それを棒に巻き付けて焼いたものです。ちくわの真ん中が空洞なのは、このように作られているからなのです。

一方、かまぼこの製法は途中までちくわと同じです。具体的には味を付けるところまでは同じですが、それを板に盛り付けて蒸している点が異なります。

かまぼこの効果効能

かまぼこは高たんぱく低カロリーなので、よいたんぱく質源になります。そして、たんぱく質には体を疲れにくくし、体力を充実させる効果があります。

また、かまぼこは100gあたり130kcalほどでそこそこカロリーが低いため、ダイエットにも適しています。

そして、かまぼこにはビタミンDが含まれていますが、ビタミンDは骨を作り、丈夫にしてくれます。また、かまぼこに含まれているビタミンB12には赤血球を作って貧血を予防してくれる効果があります。

かまぼこの栄養成分


かまぼこ(蒸しかまぼこ)に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 74.4g
たんぱく質 12g
炭水化物 9.7g
ビタミンB12 0.3μg
ビタミンD 2μg
ナトリウム 1000㎎
カリウム 110㎎
カルシウム 25㎎
リン 60㎎
鉄分 0.3㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂ビタミンB12

ビタミンB12は葉酸と協力して赤血球の中に含まれているヘモグロビンを作るのに役立っています。また、脳からの指令を体全体に伝える神経を正常に保つ効果もあります。

➃ビタミンD

ビタミンDは小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進し、血液の中にあるカルシウムの量を調整します。そして、頑丈な骨をつくる働きもあります。

➄ナトリウム

ナトリウムはカリウムとともに体内の水分バランスなどを維持しています。また、栄養素の吸収や輸送、血圧の調整などにも関与しています。また、ナトリウムは胆汁、膵液、腸液などの原料でもあります。

➅カルシウム

カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。

➆鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

かまぼこの注意点

アレルギーに注意!

かまぼこは魚が原料の加工食品です。そのため、かまぼこの場合、魚アレルギーには注意する必要があります。

かまぼこをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、魚アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

かまぼこには多くの塩分が含まれています。そのため、かまぼこを与えすぎてしまうと塩分過多になってしまい、心臓や腎臓に負担がかかってしまい、さまざまな病気の原因になってしまう可能性もあります。

また、かまぼこはカロリーも高い食品です。そのため、与えすぎると肥満の原因になってしまいます。また、犬がかまぼこだけでおなかいっぱいになってしまい、ふだんのフードを食べてくれなくなる可能性もあります。そうすると栄養が偏ってしまうかもしれません。

添加物に注意!

かまぼこは加工食品なので、添加物が含まれていることも多くあります。そのため、この項ではかまぼこに用いられていることが多い添加物について解説していきたいと思います。

加工でんぷん

加工でんぷんとは、天然由来のでんぷんに化学物質を混ぜて作られたでんぷんです。加工でんぷんは粘り気、固まりやすさ、混ぜやすさを加工するのにちょうど良くするために添加されます。

そして、業者は原材料に「加工でんぷん」と表記すれば使った化学物質を表記しなくても大丈夫なので、どんな化学物質が用いられているのかわかりません。

そのため、加工でんぷんの健康に対する影響はわからないというのが現状です。

ソルビン酸カリウム

ソルビン酸カリウムは保存料として使用されている添加物です。安いドッグフードなどには使われている場合がありますが、発がん性があると言われており、免疫障害や成長不順のリスクもあります。

ただ、かまぼこに含まれているソルビン酸カリウムの量は一生食べ続けたとしても健康に問題がないレベルであると言われています。

化学調味料

化学調味料とは食品の味を調えるために添加される、人工的に作られた調味料のことです。

着色料(赤色2号など)

着色料は食品へ色をつけるために使われます。目的は商品の見た目を良くするためです。アレルギーやがんのリスクを高める可能性があると言われています。

リン酸塩

リン酸塩はかまぼこの形を保ったり、食感を良くしたりするために添加されます。リン酸塩が入っている食品を食べるとリンがたくさん摂取されることになるので、リンの過剰摂取になってしまう恐れがあります。

そして、カルシウムの吸収を妨げるので、骨トラブルのリスクを高めてしまいます。

塩分に注意!

ふつうのかまぼこには100gあたり2.5gの塩分が含まれています。これは多く、特に小型犬の場合、少し与えただけでも塩分の過剰摂取になってしまいます。

そして、塩分を過剰に摂取してしまうと心臓や腎臓に負担をかけてしまい、さまざまな病気の原因になってしまう可能性があります。

そのため、かまぼこはたまにおやつ程度の量を与えるのは大丈夫ですが、日常的に与えるのはやめたほうがいいでしょう。

かまぼこの与え方


かまぼこはトッピングやおやつとして与えるのがおすすめです。継続的に与えるには塩分が多すぎるからです。そして、かまぼこを与えるなら塩分を減らすためにゆでて塩抜きを行いましょう。

ちなみに、塩抜きをするにはまず、かまぼこを細切りや薄切りにして、かまぼこの倍の量の水を入れてかまぼこを投入します。そして、沸騰したら火を止めて1分待ちます。1分たったらかまぼこをザルにあげて水を通し、かまぼこを引き締め、水気を取ります。そしたら塩抜きは完了です。

そして、かまぼこは消化しやすいように、細かくカットしてから与えるようにするといいでしょう。

 

ちなみに、塩抜きをしたとしても、かまぼこに含まれている添加物が気になるという人もいるでしょう。そんな人のために、少し値段は高めですが、無添加のかまぼこも売られています。これを使うのもおすすめです。

また、犬用のかまぼこも発売されています。そして、犬用のかまぼこの中には塩分が不使用のものもあるので、それを使うのもいいでしょう。

 

そして、与える量は3㎏の犬なら10g、8㎏なら20g、大型犬の場合には30gほどにしましょう。ただ、適量は個体によって異なります。愛犬に適した量を見つけてあげるのがベストです。

そして、かまぼこを与えたら次の日は便を確認するようにしましょう。それで、べんがもし緩くなっていたら、それは与えすぎです。量を減らすようにしましょう。

また、かまぼこを初めて与えるときにはごく少量にしましょう。犬がアレルギーを持っている可能性もありますし、体質に合わない可能性もあります。そして、犬によってはかまぼこの味が苦手だと感じるかもしれません。

ドッグフードの達人
かまぼこはよいたんぱく質源になり、ダイエットにも適してます。ただ、塩分が多く含まれているため、与えすぎには注意が必要です。
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