犬にパンは良くない!その理由・対処法などを徹底解説

ドッグフードの原材料と成分

愛犬にパンを与えるのはおすすめできません。

パンはとても身近な食材で、日本でも朝ごはんとしてよく食べられていますよね。なので、犬にパンを与えてもいいのかどうか気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にパンをおすすめできない理由」について解説していきたいと思います。

犬に適してないことが多い

パンにはグルテンが含まれており、砂糖や塩、犬へ絶対に与えてはいけない食品などが含まれている場合もあるので注意が必要です。

そして、犬にパンを与えるのはあまりおすすめはできません。

ただ、どうしても与えたい場合には犬用のパンか犬用に作った手作りパンなどを与えてあげるといいのではないでしょうか。

犬にパンを与えるのはなぜ良くない?


犬にパンを与えてはいけない理由は主に2つあります。それぞれ見ていきましょう。

犬にとって良くない材料が含まれている

パンには犬にとって良くない材料や成分が含まれている場合が多くあります。それぞれ解説していきたいと思います。

小麦粉

小麦粉が犬に適していない理由は3つあります。

まず1つ目はアレルゲンになりやすいことです。小麦アレルギーは人間でもメジャーなアレルギーですが、犬にとっても良くあるアレルギーなのです。

嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、小麦アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

また、もともとアレルギーがなくても、同じものを継続的に与えることでアレルギー症状が出てくることもあります。

なので、小麦粉を与え続けるのも避けるべきです。

 

次に2つ目はグルテンが含まれていることです。小麦に含まれるグルテンは犬にとって非常に消化に悪いものなのです。そのため、グルテンを含む小麦を食べてしまうと胃腸に大きな負担をかけてしまいます。特に胃腸の弱い犬に小麦粉は適していません。

また、グルテンはとても粘性が強い成分です。グルテンを含む食品を摂取するとグルテンが歯の周りにへばりついてしまいます。これが原因で歯周病や虫歯になってしまう場合もあります。グルテンを含む食品を摂取したら、歯磨きを欠かさないようにしましょう。

ちなみに、小麦粉は含まれているグルテンの量によって「強力粉」「中力粉」「薄力粉」に分けられています。もちろん、一番グルテンの量が多いのは「強力粉」です。

そして、パンには強力粉が使われていることが多いです。

 

そして3つ目は、小麦粉が高GI食品であることです。

小麦粉はみなさんもご存知の通り主に炭水化物で構成されていますが、その中でも比較的血糖値が急に上がりやすい食品です。このような食品は高GI食品と呼ばれます。ちなみに、GIとは食後の血糖値の上がり方を示す指標です。

そして、高GIの食品はGIが低い食品よりも肥満や体調不良などの原因になりやすいという特徴があります。

糖分

パンの中には糖分が多く含まれているものがあります。特に菓子パン類には多くの糖分が含まれています。

そして、犬が糖分をとりすぎてしまうと肥満や歯周病や糖尿病の原因になってしまう可能性があります。

チョコレート

菓子パンの中には、チョコレートが含まれている場合もあります。そして、チョコレートが含まれている場合には犬へ絶対に与えないようにしましょう。

犬にチョコレートを与えてはいけないのは、テオブロミンが含まれているからです。テオブロミンの作用はカフェインと似ていて、神経興奮作用や利尿作用です。

そんなテオブロミンですが、犬はこれに対する感受性が高く、テオブロミンの効果が病的に大きく出てしまいます。その結果、中毒が起こります。

そして、下痢や嘔吐や興奮症状などが起こってしまい、最悪の場合には心不全になって命にかかわる事態になってしまうのです。

油脂分

バターロール、総菜パン、調理パンなどの中には多くの油脂分が含まれています。そして、犬にとって必要な油脂分は人と比べてほんの少しです。そのため、これらのパンを食べてしまうと脂質のとりすぎになってしまいます。

そして、犬が脂質をとりすぎてしまうと消化不良になって下痢になってしまう可能性もありますし、肥満につながってしまう可能性もあります。

また、膵炎の原因になってしまうかもしれません。

塩分

塩分は多くのパンに含まれています。そして、犬にとって必要な塩分の量も人間と比べてわずかです。

犬が塩分をとりすぎてしまうと心臓や腎臓に負担をかけてしまい、様々な病気の原因になってしまうかもしれません。

特に調理パンには多くの塩分が含まれているので注意したほうがいいでしょう。

添加物が含まれている

パンの中には以下のような添加物が含まれている場合があります。それぞれ見ていきましょう。

イーストフード

イーストフードとは、文字通りパンを発酵させるために必要なイースト菌のえさになる添加物のことです。イーストフードを食べるとイースト菌は活発になって発酵が進みます。イーストフードは大きな工場で生産されたパンには含まれていることがあります。

そして、イーストフードには塩化アンモニウム、リン酸三カルシウム、リン酸塩など16種の中から5種程度が使われていますが、商品の裏にはイーストフードとだけ表記すればいいことになっています。

つまり、イーストフードにはどんな添加物が含まれているかわからないのです。

乳化剤

乳化剤とは柔らかさを長続きさせるために含まれている添加物のことです。これも工場で作られたパンに入っていることがありますが、これは自分でパンを焼くなら不要なものです。

パンの種類


パンにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。そこで、この項ではそれぞれのパンを犬に与えてもいいかについて解説していきたいと思います。

蒸しパン

市販の蒸しパンは犬に与えるべきではありません。なぜなら、市販されている蒸しパンのほとんどは甘いお菓子タイプで砂糖が多く含まれており、しっとりさせるために油も多く使われているからです。

クロワッサン・デニッシュ

クロワッサンやデニッシュにはバターが多く含まれています。そのため、油が多く含まれており、犬には適していません。また、塩分も多く含まれているため、その点も犬にとって適していないでしょう。

ロールパン

ロールパンを犬に与えてもいいかは場合によります。

ロールパンは甘かったり、バターが多く使われていたりする場合があります。その場合には犬に与えるべきではないでしょう。

甘かったら砂糖が多く含まれていますし、バターには油脂分が多く含まれているからです。

フランスパン

フランスパンは塩分が多く含まれていることが多いです。そのため、犬に与えるべきではないでしょう。

また、フランスパンはからだの中で水分を含んで膨らみます。そのため、フランスパンを与えすぎるとおなかがパンパンになり、胃痛や吐き気などの原因になってしまうかもしれません。

調理パン・惣菜パン

調理パンや惣菜パンにはサンドイッチ、焼きそばパン、ホットドック、ピザパン、ハンバーガーなどさまざまな種類がありますが、犬にとって危険な原料が含まれていることが多いので注意が必要です。

 

特にたまねぎや香辛料が使われていることが多いので、これらの原料が使われているパンは絶対に与えないようにしましょう。たまねぎや香辛料は犬へ絶対に与えてはいけない食品だからです。

ちなみに、玉ねぎや香辛料はピザパン、サンドイッチ、カレーパンなどに入っていることが多いです。

また、ハンバーガーやホットドックや焼きそばパンなどは味が濃く、油や塩分などが多く含まれています。これらも与えるべきではないでしょう。

これらのことを考慮すると、調理パンや惣菜パンは総じて与えるべきではないと思います。

菓子パン

菓子パンにもメロンパン、クリームパン、チョココロネ、シナモンロール、アップルパイなどさまざまな種類がありますが、全体的に甘いものが多い傾向があります。

そして、菓子パンには糖分が多く含まれていて、カロリーも高いため、犬に与えるべきではないでしょう。

また、菓子パンにはチョコレートやココアなどが含まれている場合もあります。そして、チョコレートやココアは犬へ絶対に与えてはいけない食べ物として有名です。そのため、チョコレートやココアが含まれている菓子パンは絶対に与えないようにしましょう。

食パン

食パンはパンの中では比較的犬へ与えるのに適しているものです。

ただ、塩分や糖分がある程度含まれており、油脂類によりカロリーも高くなっています。与えすぎるのは良くないでしょう。

ちなみに、食パンには必ず耳がありますが、耳は特にカロリーが高い部分です。そのため、犬へ食パンを与えるときには耳を取り除くようにしましょう。

米粉パン

米粉パンの主成分は小麦ではなく米なので食パンよりも犬に適しているのではないかと考える人もいると思います。

ただ、米粉パンは小麦を混ぜて作られていることも多いため、グルテンも含まれています。また、米粉パンには食パン以上に添加物が多く含まれています。

そのため、米粉パンが食パンより犬に適しているかどうかは微妙です。

しかし、米粉パンの中にはグルテンが含まれていないものも、無添加になっているものもあります。そのため、グルテンフリーで無添加の米粉パンなら食パンよりも犬に適していると言えるでしょう。ただ、このような米粉パンは高めです。

ライ麦パン・小麦全粒粉パン

ライ麦パンとはライ麦という麦の一種から作られたパンのことです。通常のパンより黒めの色をしています。

また、小麦全粒粉パンは、通常のパンが小麦の表皮と胚芽を除いた胚乳部分を粉にしたものを用いているのに対して、小麦のすべてをまるごと粉にしたものを使って作られたパンのことです。

通常のパンより若干カロリーが低めでグルテンも少なめになっています。ただ、流通量が少ないので、価格はやや高めです。

これらのパンは食パンよりも犬へ与えるのに適していますが、あえて与える価値があるというわけではないでしょう。

犬用のパン

現在では犬用のパンも発売されています。そして、犬用のパンなら犬に与えても問題ありません。

ただ、犬用のパンは値段が高めです。

ドッグフードの達人
犬に市販のパンを与えるなら、グルテンが入っておらず、無添加の米粉パンか犬用のパンが一番適していると言えるでしょう。

ただ、これらは値段が高めなので、食パンやライ麦パン、小麦全粒粉パンなどを選んであげるのもいいのではないでしょうか。

パンの与え方


市販のパンの中にも犬に与えられるものがありますが、犬にパンを与えるなら手作りのパンが一番適しているでしょう。また、犬用のパンでもいいと思います。

 

そもそもパンはイースト菌が糖分を食べて二酸化炭素を作り出し、二酸化炭素によってパンが膨らむことでふっくらとした食感になります。

そのため、パンには必ずイースト菌が必要ですが、それ以外には強力粉、油、砂糖、塩、水分だけあれば作ることができるでしょう。

ちなみに、犬へ与えるパンを作るときには、塩は加えなくても大丈夫です。塩を入れると味がしっかりとしますが、犬は味覚が鈍いので塩を入れるデメリットのほうが大きいからです。

 

そして、イースト菌には生イースト、ドライイースト、ホシノ天然酵母、あこ酵母などさまざまな種類がありますが、おすすめはドライイーストです。なぜなら、ドライイーストはスーパーにも売られているため手に入れるのが簡単な上、取り扱いも楽だからです。

ちなみに、ドライイーストとはイースト菌を低温乾燥させたものです。

そして、家で犬用のパンを手作りするときには、砂糖の量を最小限にし、塩は入れないようにしましょう。また、油もできるだけ少なくし、犬にも適したものにするべきでしょう。

 

ちなみに、パンを手作りする場合でも、耳の部分は必ずできます。そして、耳の部分はカロリーが高いし硬いので、取り除いてあげるようにしましょう。

パンの白い部分を少量与えてあげるといいでしょう。ちなみに、適量は5㎏の犬なら5㎝角程度です。ただ、適量は個体によって異なるので、愛犬に適した量を見極めてあげましょう。

また、初めて与えるときにはごく少量にしましょう。犬がアレルギーを持っている可能性もありますし、体質に合ってない可能性もあるからです。

ちなみに、パンはシニア犬や病気の犬など硬い食べ物が食べにくい犬のための食事として役立ててあげることができます。このような犬でも、パンをふやかして与えてあげると食べてくれることがあるのです。

ドッグフードの達人
パンは犬にとって適していないことが多いですが、それはパンの種類によって異なります。

どうしても犬にパンを与えたい場合には、犬用のパンや犬用に作った手作りパンなどを与えてあげるのがいいのではないでしょうか。

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