犬を飼っている人のなかには、「ドッグフードって月いくらかかるの?」と気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、ドッグフードにかかる費用の相場や安く抑える方法についてご紹介します。
「なるべく安くドッグフードを買いたい」方はぜひ参考にしてみてくださいね。
月にかかるドッグフードの費用は約2,500円~4,000円
ドッグフードにかかる月の費用は、おおよそ2,500円~4,000円程度だとされています。
つまり1日だと約100~130円程度、1食だと25~70円未満(1日2食~4食)という計算になりますね。
ちなみに年間だと約30,000円~50,000円前後かかる見込みです。
ドッグフードの値段にバラつきがあるのはなぜ?
ドッグフードの費用に差が生じる理由としては、おもに以下の原因が挙げられます。
- 原材料
- 製造工程
- 流通コスト
- 広告費
- 開発費
や針質の高い原材料を使用していたり、なるべく人口添加物を避けるとなるとその分費用もかかってしまいます。
また獣医師やペット管理栄養士と共同開発しているような商品だと、開発費に時間やコストもかかる傾向にあります。
もちろん全てのドッグフードにいえることではありませんが、やたらと安いドッグフードだとかさましのために質の低い原材料をつかっているケースも少なくありません。
安ければいいといった理由のみだと必要な栄養が摂取できず、飼っている犬にとっても悪影響なので危険です。
健康で長生きしてほしいのなら、必ず栄養面も考慮してドッグフードを選ぶようにしましょう。
ドッグフードは種類によっても月にかかる費用は合わる!
ドッグフードは種類によっても費用が異なります。
ドッグフードの種類はおもに以下の種類に分けられます。
- ドライフード
- 半生フード
- ウェットフード
結論から言えば、上記の3種類の内「ドライフード」のが最も費用が抑えられます。
ここではそれぞれのドッグフードの種類の特徴や費用の相場について詳しくご紹介していきます。
ドライフード
先にも述べたように、なるべくドッグフードの費用を抑えたいのなら「ドライフード」がおすすめです。
ちなみにドライフードにかかる費用の相場としては、おおよそ900円~2,000円/㎏未満。
ドライフードは水分量が10%と低く、ドッグフードのなかでは硬めである特徴があります。
基本的にいかなる犬種や小型犬・大型犬問わず食べられるため、一番オーソドックスなエサといえるでしょう。
また開封後の保存期間もドッグフードのなかでは長く、約2週間~1ヶ月程度もちます。
さらにドライフードは食いつきが悪い際でもふやかしたりできるので、継続のしやすさにおいてもたくさんの飼い主から好まれています。
半生フード
半生フードの費用は約2,000円~3,000円/㎏の商品が多いです。
半生フードの商品は基本的に1㎏未満など少量パックでの販売が多い傾向にあります。
特徴としては、ドライフードとウェットフードの間あたりに相当する25%~35%の水分量でやや湿っており柔らかめです。
名前の通り半生なので、おもにかむ力が弱くなったシニアや小型犬向きだといえます。
ちなみに開封度の保存期間は2週間程度とやや短く、商品によっては添加物が多くなるケースもあるので注意が必要です。
ウェットフード
ウェットフードの費用相場は3,000円~/㎏と最も安いドライフードよりも3倍近く費用が上がります。
水分量が75%以上ととにかく水分が多く食べやすいメリットがありますが、開封後の保存期間は冷蔵庫で数日程度とかなり短いデメリットがあります。
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ドッグフードにかかる費用をなるべく安く抑える方法5つ
先にも述べたように、ドッグフードにかかる月の費用は、おおよそ2,500円~4,000円程度。
年間やさまざまな種類を購入するとなると費用がかさむため、「なるべく安く抑えたい」と考える人もいるはずです。
そこでここでは、ドッグフードにかかる費用をなるべく安く抑える方法についてご紹介します。
- 「初回限定割引」を利用する
- 定期便で購入する
- 大容量のドッグフードを選ぶ
- ドライフードにする
- まとめ買いをしておく
➀「初回限定割引」を利用する
ドッグフードの通販では、初めての購入者向けに「初回限定割引」といったものが適用されるケースがあります。
なかには、初回のみ半額で購入できることも。
2回目以降の購入は通常価格なので、もし気になる商品があるのなら1度だけ買ってみるのもおすすめです。
また普段市販でしか購入したことがないのなら、通販での購入を検討してみるのもひとつです。
②定期便で購入する
商品によっても異なりますが、定期便で購入すると通常よりもおおよそ2~3割程度安く済むことが多いのでおすすめです。
ほかにも定期便で購入すると、以下の割引特典がつくこともあるのでぜひチェックしてみましょう。
- 商品そのものの割引
- 送料無料
- ほかの特典配布
- 代引き手数料の負担額が無料
ある程度愛犬の食事ペースや量をきちんと把握しているのなら、定期便の方が断然お得です。
しかし反対に消費量を分かっていない状態で定期便を選ぶのはおすすめできません。
なぜなら食べきっていない状態で次の商品が届き、未開封のエサが余ってしまうおそれがあるからです。
愛犬が好きなドッグフードを知っていて、必ず食べきるとわかっていればぜひ試してみて下さい。
③大容量のドッグフードを選ぶ
もともと大容量のドックフードだと、㎏単位での単価だと安く済むことが多いです。
普段からたくさん食べることが多かったり、長くても1ヶ月以内に食べきれるのであればなるべく容量の大きいものを選ぶといいでしょう。
ただし食べきるのに1ヶ月以上かかるフードだと、すぐに商品が劣化して品質が悪くなるので要注意。
ドライフードの賞味期限は1ヶ月程度ですが、ウェットや半生タイプだと冷蔵保存しても数日以内、数週間程度と短くなります。
結局愛犬が食べなくなったり、悪くなってしまって処分することになると損になってしまいますからね。
④ドライフードにする
先にも述べたように、3種類のドッグフードの中だと「ドライフード」が一番費用が抑えられます。
おおよそ900円~2,000円/㎏未満の価格帯ですし、保存期間の長さにおいてもかなりコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
かなりのシニアなど犬種や年齢が合うものがあれば、特定のドライフードをまとめ買いもしくは定期便で購入するようにしてみてください。
⑤まとめ買いをしておく
ドッグフードのような消耗品の場合、まとめ買いをすることでかなりの割引がてきようされやすくなります。
したがってなるべく安く買いたいのなら、一度に買う個数を増やしてみるといいでしょう。
さらに定期便でまとめ買いをしておけば、送料無料や割引率アップにつながるものもありますのでチェックしてみてください。
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ドッグフードを安く買う際の注意点4つ
ドッグフードを安く購入する方法についてご紹介してきましたが、一方で注意するべき点もあります。
おもにドッグフードを安く買う際の注意点は以下のものが挙げられます。
- フリマサイトなどからは買わない
- 1ヶ月以内で食べきれるサイズを買う
- 添加物に注意する
- 送料に気を付ける
➀フリマサイトなどからは買わない
ドッグフードはフリマサイトなどに出品されていることも多く、通常よりも安く購入できるケースもあります。
しかしいくら安いからといってフリマサイトなどからは絶対に買わないようにしましょう。
なぜなら、フリマサイトの商品は品質が保証されていないからです。
出品されている商品の中には一般人が販売しているものもあったり、「賞味期限が切れている」「保存状態が良くなく劣化している」可能性があります。
たとえ「新品」「未開封」といった表示がされていてもリスクはあるため、愛犬の健康を優先するのなら買わないことをおすすめします。
②1ヶ月以内で食べきれるサイズを買う
ドッグフードを安く買う場合は、1ヶ月以内に食べきれる量かどうかを事前に考えてから購入するようにしましょう。
大容量サイズは確かに㎏単価だと安く済みますが、1ヶ月以内で食べきれないとなるとすぐに劣化してしまいます。
通常、ドッグフードは開封後1ヶ月以上経つと与えないほうが良いといわれています。
1ヶ月以内で食べきれる範囲で大容量サイズを選ぶのがベストです。
③添加物に注意する
安すぎるドッグフードのなかには、犬にとって良くない添加物や危険な添加物が含まれている商品もあるので注意が必要です。
たとえば、以下の原材料が含まれているものには気を付けるようにしてください。
- 肉類…〇〇副産物、ミートミール、肉粉
- 穀類…でんぷん類、加工でんぷん、〇〇グルテン
- ビートパルプ、食物繊維
- 動物性油脂
- 酸化防止剤
- 着色料、発色剤
- 甘味料
- ほかの合成添加物…ソルビン酸カリウム、プロピレングリコール
もちろん犬の個体差や原材料の含有量などにもよりますが、上記の添加物がたくさん含まれていると「下痢」「涙やけ」「嘔吐」といった症状が現れることもあります。
ドッグフードが原因で体調を崩し動物病院にかかることになれば、かえって医療費がかさむのでしっかり愛犬の健康状態に合わせたものを選ぶようにしましょう。
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④送料に気を付ける
ドッグフードを選ぶ際はどうしても商品そのものの料金で比較してしまいがちですが、必ず送料込みで比べるようにしましょう。
いくら商品のみの価格が安かったとしても送料が高くつけば、結局良いものと変わらないといったケースも少なくありません。
まとめ買いや定期便にすると送料無料になることもあるので、そのあたりも考慮してよく吟味してみてください。
ドッグフードを選ぶ際のポイント4つ
ドッグフードは安さのみで選ぶと、「思ったより犬の食いつきがよくなかった」「余ってしまった」といったことにもなりかねません。
そこでここでは、ドッグフードを選ぶ際のポイントについていくつかご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 総合営巣食の表記があるものを選ぶ
- 犬のライフステージに合ったものを買う
- 犬種
- 味が落ちにくく、長持ちするもの
➀総合栄養食の表記があるものを選ぶ
一般的にドッグフードは「総合栄養食」「間食」「目的食」の3種類があるといわれています。
なかでも総合栄養食は犬の主食として与える目的があり、すべての栄養バランスが満遍なく摂取できますが、ほかの間食や目的食については栄養バランス面ではやや不足するので注意が必要です。
つまりなるべくコストパフォーマンスを抑えたいのであれば、総合栄養食の表記があるドッグフードを選ぶのがおすすめです。
総合栄養食かどうかはパッケージを見れば確認できます。
ほかにも、「ペットフード公正取引協議会」や「AAFCO(米国飼料検査官協会)」、「FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)」といったペットフード関連機関の試験や基準に基づいている旨が書かれていれば総合栄養食と同等の栄養が摂れる可能性が高いです。
間食や目的食で済ませて必要な栄養が摂れていないと、栄養失調や肥満の原因になるため主食として総合栄養食を与えるようにしましょう。
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②犬のライフステージに合ったものを買う
犬は年齢によって必要なカロリーや摂取すべき栄養バランスが異なるため、ドッグフードを選ぶ際は必ず犬のライフステージにあったものを購入するようにしましょう。
たとえば子犬の場合は成長や体重増加が大事なので、成犬用よりも「高カロリー」「高たんぱく」のものを、逆に成犬になったら「低カロリー」「高たんぱく」なものを与えることが大事です。
さらにシニア気になったら成犬よりも運動量が落ちるので、低カロリーかつなるべくたくさんの栄養を満遍なく摂取できるものが適しています。
ドッグフードのパッケージには「シニア犬」「〇歳以上」といった表記がされているものもあるので、チェックしておくと安全です。
またもし年齢にかかわらず体調の変化があるのであれば、獣医師の指示を仰ぎおすすめを聴いてみるのもひとつです。
③犬種
犬種によって運動量や筋肉量が変わるので、ドッグフードで必要な栄養素や粒の大きさも違ってきます。
たとえば小型犬と大型犬とでは食べる量がまったくことなるため、犬種にあったタンパク質量やカロリーを把握しておくことが大切です。
また粒の大きさについてはそれぞれの任の口の大きさに合わせて選ぶようにしてください。
一般的に犬は噛み応えのある少し大きめの粒を好む傾向がありますが、子犬や口の小さい犬には食べにくいといわれています。
特に子犬は一度食べにくいと感じると、以降拒否反応を示す場合があるため、まとめ買いなどを検討している方はとくに慎重に見極めましょう。
④味が落ちにくく、長もちするもの
ドッグフードは一度酸化すると風味や香りが変わって、どんどん劣化してしまいます。
とくに犬は嗅覚に優れているので、少しのドッグフードの劣化にすぐに気づきます。
なかには質が落ちたドッグフードに対して一切興味を示さず、食べなくなってしまうことも。
せっかく大容量やまとめ買いで購入したとしても無駄になってしまうため、必ず1かげついないで食べきれる量を目安に購入するようにしてください。
ドッグフードの必要な摂取カロリーはどれくらい?
どれくらいのエサを与えたらいいのかを知るにはまず、1日の必要摂取カロリーを知らなければいけません。
1日の必要な摂取カロリーについては、「安静時エネルギー要求量」×「犬の活動計数」で求められます。
安静時エネルギー要求量は、「体重の3乗×√√×70」、犬の活動係数はそれぞれの犬のライフスタイルや年齢によって異なります。
たとえば成犬の場合だと1,6~1,8、高齢件だと1,4など違ってくるので、かならずチェックするようにしてください。
またそこから1日に与えるべきエサの量については、「1日に必要な摂取カロリー数」÷「エサの100gあたりのカロリー数」×100で求められます。
ドッグフードを安く買うならまとめ買いがお得!
今回は、ドッグフードにかかる費用の相場や安く抑える方法についてご紹介してきました。
月にかかるドッグフードのおおよその費用は2,500円~4,000円程度。
費用についてはドライフードが最も安く、半生タイプやウェットタイプだと食べやすさは上がりますが、保存期間が短く費用も高くなる傾向にあります。
ほかにも、原材料の質の良さや犬種、犬の大きさなどによっても費用は変わってきます。
もし少しでも安くドッグフードを購入したいのなら、まとめ買いや定期便などがおすすめです。
しかしドッグフードは安さだけで選ぶと、質の悪いものがあったり食べきれないこともあるので要注意。
いくら安くても、必ず1ヶ月以内で食べきれる量を事前に把握してから購入するようにしましょう。
今回の記事を参考に、愛犬に合ったドッグフードを選んでみてくださいね。
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