愛犬にどんぐりを与えるのはおすすめできません。
どんぐりを食べた事がある人は少ないと思いますが、どんぐりは秋になるとよく道端に落ちていますよね。なので、犬が誤食するリスクが高い食べ物です。
そこで、この記事では「犬にどんぐりをおすすめできない理由」について解説していきたいと思います。
タウリンによる中毒が起こるかも
どんぐりを食べてしまうとタウリンにより中毒が起こってしまう可能性があります。
ただ、タウリンによる中毒はどんぐりを大量に食べないと出ないため、食べてしまっても基本的には様子見で大丈夫ですが、症状が出てきてしまった場合には動物病院へ連れていってあげるようにしましょう。
そもそもどんぐりって何?
そもそもどんぐりとは、ブナ科の、特にカシやナラやカシワなどのコナラ属の樹木の木の実のことです。
そして、どんぐりは漢字では「団栗」と書きますが、これにはきちんと理由があります。まず、「団」は丸いという意味で、丸くて栗のようであることから、「団栗」という名前になったのです。
ちなみに、どんぐりは表面がかたいので種なのではないかと思われがちですが、実は果実です。そして、どんぐりは半分はたんぱく質でできており、1割が脂肪で、残りはタンニンやサポニンなどになっています。
犬にどんぐりを与えるのはなぜ良くない?
犬にどんぐりを与えるべきではないのは、どんぐりにタンニンが多く含まれているからです。
タウリンはポリフェノールの一種であり抗酸化物質で、少量なら殺菌や解毒などの効果があります。しかし、とりすぎてしまうと便秘や粘膜の荒れなどの原因になってしまうかもしれません。
また、鉄分の吸収を阻害してしまう場合もあります。
ただ、山盛りのどんぐりを食べないとタウリンによる中毒は起こりませんし、タウリンは渋み成分です。
そのため、野生動物には敬遠され、犬がどんぐりを食べてしまった場合でも、熟してタウリンが抜けていたり、もともとタウリンが少なくなっていたりするどんぐりを食べているを思われます。
そのため、どんぐりを食べてしまった場合でも、タウリン中毒に過度の心配をする必要はないでしょう。
ただ、犬はどんぐりの皮を器用にむくことはできません。そのため、犬が散歩中などに落ちているどんぐりを食べてしまった場合、皮が消化されずに消化管を通ることになります。
これが消化不良の原因になってしまうかもしれませんし、丸呑みしてのどや腸に詰まってしまう可能性もあります。
そして、のどに詰まると呼吸困難になってしまう場合がありますし、腸に詰まると腸閉塞になってしまうかもしれません。犬が腸閉塞になってしまうと手術をして取り出すしかありません。
また、これはどんぐりに限った話ではありませんが、落ちているものにはカビが生えている可能性がありますし、除草剤がついている可能性もあります。そのため、全体的に拾い食いはさせないほうがいいでしょう。
どんぐりを食べたときの症状
犬がどんぐりを食べてタウリンの中毒になってしまった場合、以下のような症状が出てきてしまいます。
- 下痢
- 便秘
- 膵臓や腎臓への負担
- 消化管障害
どんぐりを食べたときの対処法
どんぐりは相当な量でなければ中毒になることはありません。そのため、もし犬がどんぐりを誤食してしまっても少量なら様子見で大丈夫です。どんぐりが便として出てくるのを待つようにしましょう。
ただ、犬がどんぐりを食べたとき、間に合うなら口の中からどんぐりを取り出してあげるようにしましょう。
そして、観察して様子がいつもと変わらなかったら大丈夫ですが、もし症状が出てきてしまった場合には動物病院へ連れていくようにしましょう。
動物病院へ連れていくときにはどんぐりをいつ食べたのか、どのくらい食べたのか言えるようにしておきましょう。
食べてしまっても基本的には様子見で大丈夫ですが、症状が出てきてしまった場合には動物病院へ連れていってあげるようにしましょう。
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