オートミールは日本ではあまりなじみのない食材かもしれませんが、アメリカでは朝ごはんの定番であり、ポピュラーな食材です。
そして、オートミールはそこそこ値段が高いドッグフードにも配合されていることがあります。
オートミールは穀物の一種なので、そこに不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事ではオートミールの栄養成分、効果効能、注意点、ドッグフードに使われている理由について解説していきたいと思います。
穀物の中では優れた炭水化物源
オートミールはオーツ麦を食べやすいように加工したものです。穀物ではありますが、アレルゲンになりやすいグルテンはほとんど含まれておらず、優れた炭水化物源です。
ほかの栄養価も高い食材であり、食物繊維による整腸作用などが期待できます。
オートミールの栄養成分
オートミールに含まれている主な栄養素は以下の通りです。
成分名 | 成分量(100gあたり) |
---|---|
水分 | 10g |
たんぱく質 | 13.7g |
脂質 | 5.7g |
炭水化物 | 69.1g |
食物繊維 | 9.4g |
カルシウム | 47㎎ |
鉄分 | 3.9㎎ |
亜鉛 | 2.1㎎ |
ビタミンB1 | 0.16㎎ |
ビタミンB2 | 0.06㎎ |
[出典:食品成分データベース(文部科学省)] オートミールには100gあたり69.1gの炭水化物が含まれています。つまり、約70%は炭水化物なのです。 よって、オートミールは犬にとって有用な炭水化物源であると言えるでしょう。 食物繊維には腸内環境を整える作用があります➀炭水化物
➁食物繊維
➂カルシウム
カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠です。また、筋肉を動かすためにも必要です。ただ、過剰に摂取すると逆に骨折などが起こってしまう可能性があります。そのため、適切な量を与えることが重要です。
➃鉄分
鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すために必要です。
➄亜鉛
亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事で摂取する必要があります。
そして、亜鉛のには体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役割があります。具体的には味覚を正確に保ったり、免疫力を向上させたり、新陳代謝を活性化させたり、毛並みや肌の健康を保ったり、抗酸化作用を活性化したりします。
➅ビタミンB1、ビタミンB2
ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。
また、ビタミンB2は主に皮膚や粘膜の健康を保つのに役立つビタミンです。代謝を支える重要な役割を持っています。活発に運動する犬ほどたくさんのビタミンB2が必要になります。
オートミールの効果効能
オートミールの約70%は炭水化物で構成されています。そのため、オートミールは優れた炭水化物源であると言えます。
また、食物繊維の働きにより、腸内環境が適切に保たれます。他にも、上述した栄養成分の働きにより、さまざまな効果が期待できます。
オートミールの注意点
オートミールは小麦に比べてアレルゲンになりにくいとはいえ、もちろんアレルギーを発症するリスクはあります。オートミールが含まれるドッグフードを食べた愛犬の調子が悪くなったら、一回アレルギー検査を受けてみることをおすすまします。
ちなみに、オートミールは「〇〇ミール」となっているので危険な原材料なのではないかと疑う人もいると思います。
しかし、それは誤解です。「〇〇ミール」の〇〇が肉だったら原材料に粗悪なものが使われている可能性が高いので危険ですが、オートミールは肉ではなく穀物です。
オートミールは決して粗悪な原料ではありません。多量に摂取するのでなければ問題ありません。
オートミールがドッグフードに使われている理由
ドッグフードでは、穀物がかさまし目的で用いられていることが多いくあります。特に小麦などはその代表格です。
しかし、オートミールがかさまし目的で用いられることはあまりありません。なぜなら、かさましをするなら、オートミールよりも安い穀物でやったほうがお得だからです。かさましは原材料費を抑えるために行うのに、かさます原料の値段が高かったら意味がありません。
オートミールがドッグフードに使われているのは、栄養価が高く、特に炭水化物を摂取するのに適した原料だからです。
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