犬に「そば」を与えるときの全知識|与えても大丈夫!

ドッグフードの原材料/成分

愛犬にそばを与えても大丈夫なのでしょうか? 答えはイエスです。
 
ドッグフードにそばが使われていることはないと思いますが、そばは身近な食材ですよね。年越しそばを毎年食べているという人も多いと思います。なので、愛犬にもそばを与えたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では「犬にそばを与えるときに必要な知識」について解説していきたいと思います。

そばの効果効能

そばにはマグネシウムや食物繊維が豊富に含まれています。そのため、腸内環境を整えてくれる効果があります。

また、そばにはとても良質で消化吸収に良いたんぱく質も豊富に含まれているため、たんぱく質源としても役に立ちます。

そして、そばを食べていると大腸がんになる確率がとても低くなるとも言われています。

そばの栄養成分


そばに含まれている主な栄養素は以下の通りです。

成分名 成分量(100gあたり)
水分 33g
たんぱく質 9.8g
炭水化物 54.5g
食物繊維 2.7g
ビタミンB1 0.19㎎
ビタミンB2 0.09㎎
ビタミンE 0.2㎎
カリウム 160㎎
マグネシウム 65㎎
鉄分 1.4㎎
亜鉛 1㎎
マンガン 0.86㎎

[出典:食品成分データベース(文部科学省)]

➀たんぱく質

たんぱく質は三大栄養素のひとつであり、生きていく上で特に重要な栄養素です。血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であり、体内で酵素など生命時に欠かせない物質にも変換されます。そして、エネルギー源になることもあります。

➁炭水化物

炭水化物は脂肪やたんぱく質と並んで三大栄養素のひとつです。犬は人間と比べて必要な炭水化物の量が少ないですが、決して不要なわけではありません。

そして、炭水化物は犬の体内で主にエネルギー源として利用されます。また、すぐ使わない分は体脂肪として蓄積されます。

➂食物繊維

食物繊維には腸内環境を整える作用があります。具体的には、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌や毒素を排出してくれます。

➃ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産したり、皮膚や粘膜の健康を保つのを助けたりする役割があります。ビタミンB1が欠乏すると食欲がなくなったり、疲れやすくなったりします。

➄カリウム

カリウムは体内で水分の調整を行っています。体内で増えすぎたナトリウムの排泄を促す働きもあります。また、心臓や筋肉の働きを調節したりする役割も持っています。

➅マグネシウム

マグネシウムは体内で骨や歯をつくるために使われています。そして、マグネシウムは体内で不足すると骨から遊離して神経の興奮を抑えたり、エネルギを作ったり、血圧を維持したりするのに利用されます。

➆鉄分

鉄分は血液のヘモグロビンの中に含まれ、酸素を運ぶために必要です。また、エネルギーを作り出すためにも必要です。

➇亜鉛

亜鉛は体内で作り出すことができないため、食事で摂取する必要があります。

そして、亜鉛には体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役割があります。具体的には味覚を正確に保ったり、免疫力を向上させたり、新陳代謝を活性化させたり、毛並みや肌の健康を保ったり、抗酸化作用を活性化したりします。

➈ポリフェノール

ポリフェノールはほとんどの植物に存在する苦味や色素のもとです。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っており、犬の体を健康に保つのに役立ってくれます。

➉コリン

コリンは体の中にある毒素を排出するのに重要な役割を果たしている肝臓の機能をサポートする役割があります。また、脂質の代謝を促して体脂肪の分解を助け、コレステロール値を下げる効果もあります。

⑪ルチン

ルチンには毛細血管を強く丈夫にする作用があります。また、血管を修復して血流をスムーズにしたり、血圧を下げたりする効果もあります。

また、ルチンはビタミンCの吸収を促進するため、抗酸化作用があり、肌の老化予防にも役立ちます。

そばの注意点

アレルギーに注意!

世の中にあるあらゆる物質はアレルゲンになる可能性があります。そのため、そばの場合もアレルギーには注意する必要があります。しかも、そばは比較的アレルゲンになりやすく、しかもアレルギーを持っていると微量で重篤な症状を引き起こします。

多く食べてしまうとアナフィラキシーショックで命を落としてしまう可能性もあります。

そばをはじめて与える場合、少量を与えるべきでしょう。

そして、嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、そばアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。

与えすぎに注意!

そばには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、そばを与えすぎると消化不良の原因になってしまい、下痢や嘔吐などが引き起こされてしまう可能性があります。

また、そばにはマグネシウムも豊富に含まれています。そのため、マグネシウムにより下痢げ引き起こされてしまう場合もあります。

そして、そばは100gあたり274kcalで高カロリーな食品です。そのため、そばを与えすぎてしまうと肥満になってしまうかもしれません。

そばつゆに注意!

私たち人間はそばつゆにつけてからそばを食べますが、犬にそばつゆがついたそばを与えるのは良くありません。そばつゆは犬にとって塩分が濃すぎるからです。

また、そばつゆには薬味などとして犬が絶対に食べてはいけない食品であるネギが加えられている場合があります。その場合には、絶対にそばつゆを与えないようにしましょう。

小麦が入っているそばに注意!

スーパーで売っている生そばには小麦が含まれている場合もあります。小麦は犬が絶対に食べてはいけない食材というわけではありませんが、おすすめはできない食材です。

小麦はアレルゲンになるリスクが高く、小麦に含まれているグルテンは大変消化に悪いからです。

そのため、必ず成分表を確認し、小麦が含まれていないそばを買ってくるようにしましょう。

加工品に注意!

そばの加工品の中には、与えてもいいものと、与えるべきではないものがあります。それぞれ見ていきましょう。

そばの実

そばの実は犬に与えても問題ありません。

そば茶

そば茶はお茶ですが、カフェインは含まれていないため、犬に与えても問題ありません。ただ、そば茶を水の代わりとして飲ませるのは問題です。

そして、そば茶は犬に与えても問題ありませんが、同時にメリットもありません。

ちなみに、そば茶にはカリウムが多く含まれています。そのため、腎臓が悪い犬には与えないようにしましょう。腎臓が悪い犬にカリウムを多く含む食品を与えてしまうと高カリウム血症になってしまうリスクがあるからです。

玄そば

玄そばは、からがついたままのそばの実のことです。健康志向のドッグフードに含まれていることがあります。そして、玄そばは犬に与えても問題のない食品です。

ちなみに、玄そばにはルチンやビタミンB群などが豊富に含まれています。

そばの与え方


そばは犬にとって必ず必要な食べ物というわけではありません。そのため、あくまでトッピングやおやつ程度として与えるのがおすすめです。

そして、そばを犬に与えるときには、ゆであがったそばを少し冷ましてあげるようにしましょう。熱いまま与えてしまうと犬がやけどをしてしまう可能性があります。

ちなみに、人はそばをすすって食べますが、犬はすするのが苦手です。そのため、そばは長いまま与えるのではなく、適度な長さにカットして与えるようにしましょう。

また、現在では犬用のそばも売られているので、そちらを用いるのもおすすめです。

 

そして、与える量は一口程度がいいでしょう。具体的には麺数本程度がおすすめです。多くても一日の摂取カロリーの20%は超えないようにしましょう。

ただ、適量は個体によって異なります。翌日の便を見て緩くなっていたらそれは与えすぎなので、その場合には量を少なくするようにしましょう。

また、はじめて与えるときにはごく少量にしましょう。そばのアレルギーは特に危険ですし、そばが体質に合わない犬もいるでしょう。

ちなみに、そばには乾麺と生麺がありますが、犬に与えるなら生麺がおすすめです。乾麺は保存に適していますが、その分多くの塩分が含まれているからです。

ドッグフードの達人
そばは消化吸収に良いたんぱく質源で、腸内環境を整えてくれる効果もあります。
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