今回の解析は、日本生まれの犬のためのドッグフード「日本犬」です。
無着色で安いので手を伸ばしやすいと評判です。
■今回の解析商品:日本犬 柴専用チキン味
このページの目次
【1】日本犬の総合評価(★1.6)
総評:品質微妙だがコスパはよい
「日本犬」は、イースターという日本の会社が製造販売しているドッグフードです。当サイト独自の評価基準で厳正に審査した結果、「Eランク」の評価となりました。
日本犬にはメイン食材のグルテンフィードをはじめとして、よくない原材料が多く使用されています。ただ、香料と合成ビタミン、合成ミネラル以外に添加物は使用されていないようです。また、成分については脂肪とタンパク質が低めになっており、繊維がやや多めになっています。
そして、Amazonや楽天で購入できるため利便性は悪くありません。また、価格は100gあたり22.5円であり、コスパは低めになっています。
日本犬の基本情報
参考価格 | 通常価格:2.5kg/562円(税別) |
---|---|
100gあたり | 約22.5円 |
カロリー | 325kcal/100g |
メイン食材 | グルテンフィード |
原産国 | 日本 |
対応年齢 | 全年齢対応 |
賞味期限 | 未開封なら18か月、開封後は1.5か月 |
販売元 | イースター |
注目ポイント |
|
【2】日本犬の特徴
続いて、日本犬の特徴をより詳しくご紹介いたします。
①柴犬専用のドッグフード
日本犬は日本人に馴染みの深い柴犬専用のドッグフードになっています。つまり、柴犬に合わせて設計されているドッグフードなのです。
ただ、日本人とアメリカ人で違う食事を与える必要がないように、犬も犬種によって必要な栄養に違いがあるわけではありません。そのため、日本犬を柴犬に以外に与えても特に問題はありません。
②無着色
日本犬は無着色のドッグフードになっています。つまり、着色料が使用されていません。不要な着色料が使用されていないのは安心できますね。
③皮ふの健康に配慮
日本犬は皮ふの健康に配慮されたドッグフードになっています。具体的には、皮ふの健康をサポートするDHAやEPAなどが配合されています。
【3】日本犬の原材料と成分
日本犬に含まれている原材料と成分は以下の通りです。
(ピックアップ食材は緑文字、マイナス食材は赤文字で表記しています。)
粗脂肪・・・8.0%以上
粗繊維・・・6.0%以下
粗灰分・・・9.5%以下
水分・・・10.0%以下
グルテンフィード
日本犬の主原料はグルテンフィードです。
グルテンフィードとは、とうもろこしからデンプンを取り除いたものです。糖質が多めに含まれているため、肥満の原因になることがあります。また、アレルゲンにもなりやすいので注意が必要です。
乾燥おから
乾燥おからとは、おからを乾燥させたものです。
そして、おからには食物繊維が豊富に含まれています。そのため、腸内環境を整えてくれる効果があります。また、おからにはオリゴ糖も含まれています。オリゴ糖は善玉菌の餌になってくれます。
そして、おからは高たんぱく低カロリーの食べ物でもあります。
オリゴ糖
オリゴ糖には腸内環境を整え、便の悪臭を抑える効果があります。
小麦ふすま、小麦粉
小麦ふすまとは、小麦の外皮の部分のことです。また、小麦粉は小麦を粉状にしたものです。
そして、小麦は、犬がアレルギーを引き起こしやすい原材料であるため、与える際は注意が必要です。また小麦に含まれるグルテンは消化しにくく、愛犬のお腹に負担をかけてしまいます。
脱脂米糠
生の米糠から油を搾り取ったものが「脱脂米糠」です。油を搾りとる時に使う薬品(ノルマルヘキサン)が安全性に欠けるとして、食材への利用が疑問視されています。
飼料や肥料への利用が主ですが、タダ同然で手に入ることもあり、ドッグフードにもしばしば使われています。
脱脂大豆
脱脂大豆とは、大豆を加工した後に残る搾りかすのことです。栄養分が少ない上、消化もしにくいため、下痢などの消化不良を起こしたり、免疫力が低下したりする可能性があります。
チキンミール、フェザーミール
チキンミールやフェザーミールには粗悪な原料が用いられている可能性があります。粗悪な原料とは、人間用には認められていないような、いわゆる4Dミートなどです。特にフェザーミールは鳥の羽の部分であり、人間用が食べるのには適していない部分です。
このような原料が入っているドッグフードを食べ続けていると、犬の健康に悪影響を与えてしまう可能性があります。
動物性油脂
動物性油脂はレンダリングをするときに製造されていると言われています。レンダリングとは、食肉を取った後の家畜の廃棄物から脂肪を搾り取ることです。
そして、動物性油脂の中には病気にかかっていた動物や家畜の殺虫剤なども含まれている可能性があります。
魚粉
特に種類を特定せずいろいろな魚を混ぜて加工原料に用いた場合、それを魚肉と呼び、それを加熱して油を搾った後に乾燥させた粉末状のものを魚粉と呼びます。
魚粉に含まれている油は酸化しやすいため、日本では使用が認められていない危険な添加物であるエトキシキンが使われていることもあります。
食塩
犬の塩分摂取量は人間の3割以下が目安です。塩分が多い食事を続けると、心臓や腎臓に負担がかかってしまい、さまざまな病気の原因になってしまうかもしれません。
そのため、犬は塩化ナトリウムなどで直接塩分をとるのではなく、原材料に含まれているナトリウムから塩分を摂取するのが望ましいとされています。
香料(ガーリックオイル)
ガーリックオイルとはにんにくからとった油のことです。
そして、にんにくはネギ類の1種なので、犬に与えると溶血を引き起こしてしまう可能性があります。
ほかのネギ類より危険性は低いですが、犬にとって適した原料でないことに変わりはありません。
そして、添加物については合成ビタミンと合成ミネラルのほかに、ガーリックオイルが香料として含まれているようです。
また、成分については大きな問題があるわけではありませんが、タンパク質と脂質がやや低くなっており、繊維がやや多くなっています。
【4】日本犬の口コミと評判
日本犬の口コミは以下の通りです。
良い口コミ評判
気に入っている様子です
以前プレミアムフードでしたが これに変えてから匂いが軽減されました。
室内飼いなので匂いが少ないのは大変うれしいです。
ワンコの食いつきも良くとても気に入っている様子
2.5k袋だと保存にもちょうど良い大きさでお値段もお手頃
食いつきがよいです
何回も購入してます。愛犬の食い付きがいいのでたすかりました。
食べやすいみたいです
小粒で食べやすいみたい。
リピしてま~す。
悪い口コミ評判
合ってないようです
これを与えると下痢をします。
うちの犬には合ってないようです。
食いつきがよくありません
まもなく1歳の黒柴(豆サイズ)なのですが、いまいち食いつきがよくありません。これしかあげないと食べますが。。。ウンチは結構匂います。まぁ、臭くないウンチはそれはそれで不気味ですが(^^;
ただ、食いつきがよくない場合や、合わない場合もあるようです。
【5】日本犬の最安値
初回購入 | – | – | – |
---|---|---|---|
通常購入 | – | 562円 | 437円 |
定期購入 | – | – | – |
送料 | – | 490円 | 570円 |
日本犬を公式サイトから購入することはできませんが、Amazonや楽天などの通販サイトから購入することができます。そして、楽天から購入するのが最安値になっているようです。
ちなみに、多くのドッグフードと同じように、日本犬も大きなパッケージの商品を購入したほうがお得になっています。具体的な価格表は以下のとおりです。
内容量 | 価格 |
---|---|
2.5kg | 562円 |
4kg | 968円 |
6.5kg | 2069円 |
【6】日本犬の与え方
この項では、日本犬の与え方について解説していきたいと思います。
フードの切り替え方
前のフードから、日本犬へ切り替えるときには、徐々に切り替えていくようにしましょう。
具体的には、まず日本犬を前のフードに1割ほど混ぜて与えます。そして、2日目は2割程度、3日目は3割程度などと、7~10日ほどかけて日本犬の割合を増やしていき、前のフードを減らしていくといいでしょう。
また、おなかが弱い犬の場合はもう少し長い時間をかけてゆっくりと移行していくようにしましょう。
もし急に新しいフードを与えてしまうと、犬のおなかがびっくりして、下痢の原因になってしまうかもしれません。
【7】日本犬の賞味期限と保存方法
いくら良いフードでも、保存方法を間違えてしまったり、賞味期限を過ぎてしまったりすると、愛犬に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
そこで、この項では日本犬の賞味期限と保存方法について解説していきたいと思います。
賞味期限
日本犬の賞味期限は未開封の場合には18か月、開封済みの場合には1.5か月になっています。
そして、ドッグフードは賞味期限を過ぎると酸化が進んでしまい、食いつきが悪くなってしまいますし、犬のさまざまな健康被害の原因になってしまう場合もあります。ドッグフードは賞味期限内に食べきるようにしましょう。
保存方法
日本犬は常温で冷暗所に保存するといいでしょう。
そして、温度や湿度が高い場所は避けるようにしてください。ちなみに、冷蔵庫に保存するのは避けるようにしましょう。冷蔵庫に保存してしまうと外に出したときに温度差で結露してドッグフードが湿ってしまい、それがカビの原因になる可能性があるからです。
【8】日本犬の注意点
日本犬には注意が必要な点もあります。それぞれ見ていきましょう。
アレルギーに注意!
すべての食材や添加物は、アレルギーを引き起こす可能性があります。そのため、ドッグフードに含まれている原材料により、アレルギーが引き起こされてしまう可能性もあります。特に日本犬に含まれているグルテンフィード、小麦粉、脱脂大豆などはアレルゲンになりやすい食材です。
ですので、アレルギー検査などを行い、愛犬のアレルギーについてはあらかじめ把握しておいたほうがいいでしょう。
また、ドッグフードを食べて嘔吐、下痢、かゆがる、発疹などアレルギーと思われる症状が出た場合には、そのドッグフードを食べるのはやめたほうがいいでしょう。
チキンミール、フェザーミールに注意!
チキンミールやフェザーミールなどのミール系の原材料には粗悪なものが使用されている可能性があります。注意が必要です。
【9】日本犬の種類
日本犬には以下のようなラインナップがあります。
- 柴専用 チキン味 1歳まで用
- 柴専用 チキン味
- 柴専用 チキン味 7歳から用
- 柴専用 チキン味 11歳から用
- 柴専用 お魚味
【10】日本犬のQ&A
その他、日本犬によくある質問をまとめました。
Q①:粒の大きさはどのくらいですか?
日本犬の粒は直径が9mm程度になっています。
レビューを投稿する | |
ドッグフードの達人(@dogfoodmaster)です。