ドッグフードの達人(@dogfoodmaster)です。
今回の解析は、2週間で犬の腸内細菌と便質が生まれ変わるドッグフード「犬心『消化器ケア』」です。腸内環境を整えてくれると評判です。
犬心「消化器ケア」の総合評価(★3.3)
総評:品質と比べてやや高価
「犬心「消化器ケア」」は、大和菌学研究所という日本の会社が製造販売しているドッグフードです。当サイト独自の評価基準で厳正に審査した結果、「Cランク」の評価となりました。
まず、犬心「消化器ケア」はメイン食材に生牛肉を用いており、それ以外にも生肉や生魚を多く使用しています。良質な原材料が多いですが、魚粉やとうもろこしや植物油などが含まれているのは残念です。
そして、犬心「消化器ケア」は添加物が含まれていない無添加のドッグフードになっています。ちなみに、成分は脂質がやや少なめになっているようです。
また、製造工場が不明ではあるものの、獣医が推奨しており、人が食べられる品質だと明記されているので安全性は悪くないでしょう。そして、Amazonや楽天で買えないこと以外は、利便性も悪くありません。
ただ、値段はやや高めで、100gあたり約288円になっています。これは品質と比較するとやや高価という印象になります。
犬心「消化器ケア」の基本情報
参考価格 | 通常価格:1.25kg/3600円(税別) 定期購入:2.5kg/5980円(税別) 1220円OFF お試しセット:200g/無料 |
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100gあたり | 約288円 |
カロリー | 410kcal/100g |
メイン食材 | 生牛肉 |
原産国 | 日本 |
対応年齢 | 全年齢対応 |
賞味期限 | 未開封なら1年、開封後は2ヶ月 |
販売元 | 大和菌学研究所 |
注目ポイント |
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最安値 | 公式サイト |
犬心「消化器ケア」の特徴
続いて、犬心「消化器ケア」の特徴をより詳しくご紹介いたします。
①消化しやすい
犬心「消化器ケア」には新鮮な生肉・生魚とココナッツなどのタンパク質源や脂肪源を使用しています。そして、タンパク質は88%、脂質は90%の消化率を持っています。
つまり、犬心「消化器ケア」は消化しやすいドッグフードになっているのです。
②善玉菌と乳酸菌配合
犬心「消化器ケア」には犬の腸内から採取した善玉菌が配合されています。具体的に含まれている善玉菌は、乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌です。
そして、これに加えて有胞子乳酸菌も配合しています。ちなみに、有胞子乳酸菌はかたい殻を生成する乳酸菌なので、犬の胃酸に溶かされにくく、腸まで届く可能性が高くなっています。
また、犬心「消化器ケア」にはこれらの善玉菌のエサになって働きを助けるオリゴ糖なども配合されています。
③12の不使用
犬心「消化器ケア」は以下の12の危険な原材料や添加物などの不使用を宣言しています。そのため、愛犬に安心して与えられるドッグフードになっています。
④はなびらたけと冬虫夏草
はなびらたけはキノコの1種で、免疫力をサポートしてくれるβグルカンという成分がとても多く含まれていることが知られています。また、冬虫夏草はガの仲間の幼虫に寄生するキノコの1種で、抗酸化作用があり、がんに対しても効果があるのではないかと言われています。
犬心「消化器ケア」にはこれら2種の健康をサポートするキノコが含まれています。
犬心「消化器ケア」の原材料と成分
犬心「消化器ケア」に含まれている原材料と成分は以下の通りです。
(ピックアップ食材は緑文字、マイナス食材は赤文字で表記しています。)
生牛肉
犬心「消化器ケア」の主原料は生牛肉です。
牛肉の特徴は良質なたんぱく質を豊富に含んでおり、脂質が多く、他の肉よりもカロリーが高いことです。亜鉛や鉄分、ビタミンB群も豊富に含まれています。そのため、成長期の子犬や活動量が多い成犬に対して特におすすめです。
生鶏肉
鶏肉は消化吸収のよい上質なタンパク源で、鉄分やビタミンも豊富です。高タンパク・低脂質を理想とする犬にはぴったりの原材料と言えます。
生馬肉
馬肉は低カロリー高たんぱくであり、ビタミンやミネラルが豊富です。ほかの動物にはほとんど含まれないオメガ3脂肪酸が多いのも特徴です。オメガ3脂肪酸はがんの発生を抑制したり、血液の流れを良くしたりします。また、アレルギーを起こしにくいとも言われています。
玄米
玄米は犬にとって優れた炭水化物源です。また、炭水化物のほかにもビタミン類などがバランスよく含まれています。
なので食物繊維による整腸効果が期待でき、ビタミン類が体の調子を整えてくれます。
大麦
大麦を食べると食物繊維の働きにより腸内環境が改善されます。また、犬がアレルギーや風邪に強い体になります。
また、カルシウムの働きにより骨が丈夫になり、精神的にも安定するようになります。
ビール酵母
ビール酵母とは、簡単に言うと「ビール作りの過程で使われる酵母菌の一種」で、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。
弱った胃腸の働きを活発にし、不足しがちな栄養素の補給に役立ちます。
植物油
植物油は本来、必須脂肪酸を含む望ましい油です。
しかし、ドッグフードに用いられるものは熱処理、薬品処理などの過程でビタミンやミネラルが失われてしまっています。しかも、処理に用いた化学薬品が残留している可能性があります。
魚粉
特に種類を特定せずいろいろな魚を混ぜて加工原料に用いた場合、それを魚肉と呼び、それを加熱して油を搾った後に乾燥させた粉末状のものを魚粉と呼びます。
魚粉に含まれている油は酸化しやすいため、日本では使用が認められていない危険な添加物であるエトキシキンが使われていることもあります。
とうもろこし
犬心「消化器ケア」に使用されているとうもろこしは、ひげ・皮・芯の部分が使われていないため、比較的安心できます。
消化しやすいものではありませんが、犬のエネルギー源となる糖質や植物性タンパク質、ビタミンやミネラルの補給に役立ちます。
ただ、稀にアレルギー反応が出ることもあるため、与える際は注意が必要です。
そのほかにも良質な原材料が多く含まれていますが、植物油、魚粉、とうもろこしが含まれているのが残念です。
犬心「消化器ケア」の口コミと評判
実際に犬心「消化器ケア」を使った人の口コミ情報はまだありませんでした。
犬心「消化器ケア」の最安値
初回購入 | – | – | – |
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通常購入 | 7500円(2.5kgの場合) | – | – |
定期購入 | 5980円(2.5kgの場合) | – | – |
送料 | 200円(ただし東北地方は400円、北海道・沖縄は800円) | – | – |
犬心「消化器ケア」はAmazonや楽天では購入することができません。そのため、公式サイトから購入するのが唯一の方法になっています。
そして、犬心「消化器ケア」には定期コースや無料サンプルもあります。まず、定期コースを申し込むときには無料サンプルをつけるかどうか選択することができますが、無料サンプルをつけると最初に無料サンプルだけが届きます。
そして、無料サンプルを愛犬が食べてくれなかった場合、定期コースをメールか電話でキャンセルすれば、お金をかけずに犬心「消化器ケア」を試すことができるのです。
ちなみに、無料サンプルは申し込んでから3~4日後に届き、定期コースの本品は申し込んでから12日後に到着します。そして、定期コースをキャンセルする場合には、本品が到着する3日前までに連絡する必要があります。
そして、定期コースはいつでも休止や再開が可能であり、お届けサイクルも自由です。
また、犬心「消化器ケア」にはまとめ買いによる割引もあります。ちなみに、定期コースに加入している場合には、まとめ買いによる割引価格からさらに100円引きになります。具体的な価格表は以下の通りです。
通常購入 | 定期コース | |
---|---|---|
2袋 | 6080円 | 6070円 |
4袋 | 11300円 | 11200円 |
6袋 | 15800円 | 15700円 |
8袋 | 19600円 | 19500円 |
犬心「消化器ケア」の与え方
この項では、犬心「消化器ケア」の与え方について解説していきたいと思います。
給餌量
犬心「消化器ケア」の給餌量は以下の表の通りです。
ただ、この値はあくまで目安です。給餌量は年齢、活動量、代謝などによって異なります。愛犬に与えてみて、太ってきたら量を減らし、やせすぎてしまったら量を増やすようにしましょう。
フードの切り替え方
前のフードから、犬心「消化器ケア」へ切り替えるときには、徐々に切り替えていくようにしましょう。
具体的には、まず犬心「消化器ケア」を前のフードに1割ほど混ぜて与えます。そして、2日目は2割程度、3日目は3割程度などと、7~10日ほどかけて犬心「消化器ケア」の割合を増やしていき、前のフードを減らしていくといいでしょう。
また、おなかが弱い犬の場合はもう少し長い時間をかけてゆっくりと移行していくようにしましょう。
もし急に新しいフードを与えてしまうと、犬のおなかがびっくりして、下痢の原因になってしまうかもしれません。
犬心「消化器ケア」の賞味期限と保存方法
いくら良いフードでも、保存方法を間違えてしまったり、賞味期限を過ぎてしまったりすると、愛犬に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
そこで、この項では犬心「消化器ケア」の賞味期限と保存方法について解説していきたいと思います。
賞味期限
犬心「消化器ケア」の賞味期限は未開封の場合には1年、開封済みの場合には2か月になっています。
そして、ドッグフードは賞味期限を過ぎると酸化が進んでしまい、食いつきが悪くなってしまいますし、犬のさまざまな健康被害の原因になってしまう場合もあります。ドッグフードは賞味期限内に食べきるようにしましょう。
保存方法
犬心「消化器ケア」は常温で冷暗所に保存するといいでしょう。
そして、温度や湿度が高い場所は避けるようにしてください。ちなみに、冷蔵庫に保存するのは避けるようにしましょう。冷蔵庫に保存してしまうと外に出したときに温度差で結露してドッグフードが湿ってしまい、それがカビの原因になる可能性があるからです。
犬心「消化器ケア」の注意点
犬心「消化器ケア」には注意が必要な点もあります。それぞれ見ていきましょう。
価格に注意!
犬心「消化器ケア」は確かに良い原材料を用いていて、犬の体にとって良いフードになっていますが、値段は高いため、飼い主の経済的負担は大きくなってしまいます。
具体的には、犬心「消化器ケア」は体重5㎏の成犬の場合、給餌量の目安は90gなので、一日あたり約215円になります。これは、1か月で約6450円かかる計算になります。
ただ、ドッグフードの適量は愛犬の運動量などによっても変わるため、これはあくまで目安です。
過度な期待に注意!
犬心「消化器ケア」のホームページや、犬心「消化器ケア」を評価するサイトなどには、さまざまな効果が謳われています。
具体的には「腸内環境が改善される」などです。
しかし、ドッグフードは医薬品ではないので、愛犬に劇的に良い効果があるとは考えにくいです。
もちろん良い効果はあると思いますが、あまり過度な期待はしないほうが無難でしょう。
とうもろこしに注意!
とうもろこしは消化しにくくアレルギーにもなりやすい食材です。犬にはあまり適していないため、注意が必要です。
犬心「消化器ケア」の種類
この記事では犬心「消化器ケア」について解析してきましたが、犬心にはほかにも以下のようなラインナップがあります。
- 犬心「元気キープ」:がん・腫瘍(しゅよう)に対応した療法食
- 犬心「糖脂コントロール」:糖分と脂肪を抑えた療法食
- 皮ふサポート+:皮ふのトラブルに対応した療法食
- シニアサポート+:シニア犬にありがちなトラブルに対応したフード